お客様御家族の為の家造りは、その御家族毎に違います。
教科書通りの事が正しいという言葉は、御家族の生活を考えた家造りでは正解ではありません。
その家造りの方向が、ある御家族にとっては正しい事でもある御家族にとってはそうでない事もあります。
住宅の計画における玄関の計画もそうです。
御家族の家族構成、生活習慣、こどあわり、立地条件等多くの条件で、その御家族にとって正しい玄関を造らなくてはいけません。
どの家を見ても同じというような事は、御家族を主体とする家造りではありえないのです。

デザインは自由でも、御家族の生活習慣・住環境によって、玄関の扉の形状も考える必要があります。
玄関内における収納空間も同様です。
現在の家造りでは、玄関の土間ホールを利用した土間のある家造りが増えてきました。
日本の生活習慣である土間を利用した暮らしが見直されてきたからです。
その為に、玄関にクローク等の収納を御計画された場合、その収納部は、靴を脱いでから使用する空間とするのか？靴を履いたまま使用する空間で使用するのか？を御家族の生活を元に計画をします。
どちらか一方の計画が正しく、どちらか一方がそうでないという教科書通りの答えは存在しません。
御家族の利用状況、人の流れ、玄関部分の換気を利用するのか？玄関部分を風除室として外気を遮断する場所として利用するのか？
御家族に合わせて、多くの条件を検証して玄関の計画がされていきます。
成功する良い住宅の実現の為には、お客様御家族の生活をする居住空間として出発してください。