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2013年8月18日

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本当のお値段

今日でお盆休みも終わり。
夏休みが終わった明日からは、皆さんも活動再開でしょう。
家造りの仕事に関わる事業者さんも同様。
多くの事業者さんが、明日から仕事再開です。
一番に忙しいのは建築資材関係の事業者さんでしょか?
お休み中からの資材の手配・納品の配送で大忙しの日々が続きます。
家造りに関わる建築資材を扱う事業者さんは、ベニヤの一枚でも住宅工事の現場へ住宅の資材を運んでくれる家造りの仲間です。
全てのモノのお値段は、ネットや店舗での表示価格が本当のお値段ではありません。
どんなに安い表示価格で売られていても、そのモノを手にする為には、送料もかかれば、支払い手数料も掛かります。
多くのモノを高額になるように買えれば良いですが、少額のモノを単品や少量買って、かえって送料のほうが高くついてしまったという覚えも皆さんもあるでしょう。
モノのお値段は、広告や表示のお値段が本当のお値段ではありません。
あなたの手元に届くまで(利用出来るまで)の価格が本当のお値段です。

現在の大型店舗では、システムキッチンでもすごくお値打ちな表示価格で売っていますね。
確かに、そのシステムキッチンを店頭で受け取るならば、その価格で買えます。
では、どうやって家まで運ぶのか?
運搬の為のトラックを用意しなくてはいけません。
店舗でトラックに積み込んでもらっても、家に着いてそれを一人で降ろす事なんて出来ません。
何人かの人の手によって運ばなくてはいけません。
そして、設置・・・まず、自分だけで出来るか?
配管工事はどうするか?
道具類はありますか?
モノのお値段というものは、それを手にして利用出来るまでに掛かる費用が本当のお値段です。
完成品であるテレビだって、自分で配線からチャンネル設定までして、梱包の箱類を処分するまでと考えると労力と時間は大変です。
パソコンだったら、初期設定で一日費やす事も珍しくありません。
サービスでやってもらったといっても、本当はやった人の時間対価をその人やその事業者が負担しているという事になります。
人の時間を拘束するという人件費が、常に掛かるという事を忘れてはいけません。
そして、人件費という対価と同時に、発生する廃材の処分費も、そのモノのお値段として考えなくてはいけません。
家造りでの住宅工事に掛かるコストでも、目に見る事の出来ない、人件費と廃材処分費というモノが常に発生しています。

iedukuri
捨てる為に買う

「捨てる為に買う」と聞いて、何をわけのわからない事を?と言われるかもしれません。
家造りの現場では普通の事してある事ですが、皆さんの生活でも同様にあります。
モノを買ったらもれなくついてくる包装というモノです。
ドライブスルーでハンバーガーのセットを買ったら、買ったモノ以上の過剰包装での受け取ったという経験は皆さんもおありでしょう。
包装類は、ゴミとして処分される運命で再利用出来るモノはわずかでしょう。
住宅工事の現場でも、メーカー製の既製品の住宅資材を買うと、数個セットで一つの梱包ならよいのですが、例えば巾木一本毎に厳重に段ボールで梱包されている資材もあります。
傷防止という意味では、良いかもしれませんが、発生するゴミは大変な量になります。
通常の建築資材の廃棄物の処理費は1立米単位で一万円程度。
こういった梱包類によって発生する廃棄物は膨大な量です。
資材のお値段は、梱包分も含まれています。
いわば、ゴミとして捨てる為のモノを買っている事になります。
家造りにおけるコストの削減は、いかに捨てるモノを減らすかも課題になります。
造成工事における盛り土も同様です。
せっかく費用を負担して買った土で土地に盛り土をしても、基礎工事や地盤改良工事によって、残土という形で捨てる廃棄物とあって、また、わざわざお金を払って捨てる事になる土もあります。
家造りにおける現場監理がしっかりとしていないと、こういった、買ったものをお金を払って捨てるという矛盾のサイクルの頻度がどんどん高くなってしまいます。
コストを抑える家造りの計画では、このような矛盾をいかに無くしていくか?がとても重要な課題となります。

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