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2006年1月22日

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家の循環を考えて

家造りの現場では、現在、大工さんが2階の天井の工事をしています。
WB工法の場合は、天井・壁の下地材は透湿性のあるPB材を使用します。
そのPB材を留める為の下地組をします。
天井組
今回の住宅の天井は通常の天井高さ以上が確保する為に屋根の勾配にそった勾配天井が中心になっています。
高くて広い空間を構成する為に梁ものぼり梁が主要構造となっています。
のぼり梁に架かるのが屋根を構成する為の母屋材。
多くのデザインを重視した勾配天井や梁をみせるデザインの天井では母屋が見えているデザインになっているのではないでようか?
でも、そういった母屋をみせるデザインの天井では、天井部裏の空気の循環が出来ない事になってしまう造りが多くみられます。
内断熱工法の場合、勾配天井では、写真のように屋根の垂木下に断熱材がきます。
この断熱材と天井下地の間に空気を循環する為の空気層を確保する場合、母屋の見えるデザインの天井組では空気の流れは母屋材で遮断される事になってしまいます。
天井裏と断熱材の間の空気の循環を確保が必要であると考えるWB工法の場合は、天井の下地組は必然的に母屋の下にくる事になります。
住宅にも人体の血液の正常な循環が大切な事と同様に、住宅躯体内の空気の循環が大切であると考えます。
デザインを優先する家造りであっても、住宅の基本性能に関わる住宅の空気の循環機能を確保しなくてはいけません。
住宅の基本性能の確保が、住宅の本来の性能の省エネ性・耐久性・強度の実現になります。
見ためだけの家造りに囚われてはいけません。
見ため(デザイン)と性能の両者を兼ね備えた家造りにこだわってください。

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