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2006年1月22日

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ゼロ住宅を考える

光熱費ゼロ住宅。
よく広告で聞かれる言葉です。
では、光熱費ゼロにする仕組みは御存知ですか?
そんな事言われるまでもないと言わないで、おさらいしましょう。
現在の一般の住宅の光熱費の内訳は、電気代とガス代です。
月平均して電気代15000円+ガス代10000円として計25000円とします。
これで、オール電化住宅になると電気代は夜間の安い深夜電力でお湯を沸かして節約、ガス代が無くなるので月平均、電気代20000円と想定します。
でも、電気代が掛るので光熱費ゼロではありませんね。
そこで、太陽光発電システムの設置が前提となります。
太陽光発電により、一日の使用する1/3の割合の電気を日中時にとみなして、その電気は太陽光発電で使用、あまった発電された電気は売り電気されて、残りの使用電気代と相殺されて、月15000円の利益になりました。
このままですと、光熱費ゼロどころではない利益のある事業となります。
しかし、これは売り電気代が高い今の制度の話で10年後には買い電気単価は下がります。
じつは、この点をスルーされて営業の説明を受けている場合がありますので注意してください。
10年後に売り電気単価が下がっても、光熱費ゼロにする事が可能か?で検討する必要があります。
この場合、太陽光発電システムのパワコンの償却も考えなくてはいけません。
そう考えて想定すると、一定のラインの太陽光発電システムで発電される電気量が必要である事がわかりますので、設置に必要な太陽光システムのモジュールの規模もわかります。
光熱費ゼロ住宅の考えは、使用する電気代を太陽光発電で発電された電気と余剰の発電された電気を売る事によってまかなうという考えなので、一定量以上の電気を発電しなくては実現出来ません。
現在、既築住宅にリフォームという形式で施工される太陽光発電をみると、明らかに1kwや2Kw程度の小規模の太陽光発電システムが施工されている住宅が多くあります。
もちろん、その程度のモジュールの発電量では光熱費ゼロはとうてい実現できません。
かえって、設備投資費の方が高くつく結果にもなるでしょう。
光熱費ゼロ住宅を実現する為には、可能なかぎり太陽光発電システムが施工できる屋根の形状を考慮して計画をしてください。
また、発電量の高いモジュールを採用するのも方法です。
決して目先のお値段だけにとらわれずに、設置した意味のある計画をしてください。

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