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解体では何を見る?
既存の住宅の解体撤去工事。
これから住宅を建てるという住宅工事では、更地となった状態から始まるので直接関係ないように思われるかもしれません。
なぜ、毎日の家造りの現場として現場監理業務に行くのか?
既存の住宅の家造りの歴史を知るとは別に、住宅工事に関わる本来の目的があります。
これから家造りの舞台となる土地を知る為です。
家造りの現場では、解体工事によって、既存の住宅の形が無くなりました。
重機によって、工作物の撤去作業をしながら整地がされています。
土地の地中にあった埋設物も撤去されて搬出されています。
既存の給排水管が、どこまで残されて、それ以外が撤去されているかの確認をします。
既存の住宅が無くなって、そのあった場所の土の状態を確認します。
土地の土のコンディションを知る事は、これから始まる住宅工事の際に適切な工事の方法・仕様を決定するうえでの大切な判断材料になります。
実際の土地に立って、土に触れて、場合によっては掘って・・・。
重機によって整地される前の状態も、住宅の設計者自身の目で確認をする。
正しい家造りの為に、とても大切な事です。
机の前に座って、工事写真や地盤調査のデーターを見る事だけが、正しい家造りの為の現場監理とはいえません。
家造りは進みます
各家造りの現場での住宅工事は、大工さんによって住宅の内部での造作工事が丁寧に進行をしている段階です。
天井の下地組がされて、天井を構成するプラスターボードの施工がされています。
プラスターボードは切り口の処理がされてから、専用のビスで等間隔に留められていきます。
無垢材のフロア材の施工が進んでいる家造りの現場。
無垢のフロア材は工業製品の既製品のフロア材と違い、一枚一枚が顔が違う為、大工さんは一枚一枚を吟味して貼られていきます。
施工の終わったフロアの上に養生板が貼られて、丁寧に保護をしていきます。
家造りの現場では、大工さんによって住宅の内部の直接人の手の触れる箇所の工事が進行をしています。