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性能に余裕を
家造りの現場では、通気断熱WB工法の小屋裏部分の換気装置である、ハーフヘルスが施工されました。
ツインルーフの下屋にあたる外壁部の取り合い部には、先にハーフヘルスが施工されています。
サイドヘルスとハーフヘルスは、同様に通気断熱WB工法の小屋裏換気装置のように思われるかもしれませんが、その機能はそれぞれ違います。
ハーフヘルスは垂木間の屋根の野地板と断熱材と間の通気層の換気の為の装置で常時換気装置です。
サイドヘルスは通気断熱WB工法の基礎からつながる通気層の出口となる換気装置で形状記憶合金の力で外気温によって開閉をします。
それぞれの換気装置は、住宅の換気する部分が違います。
一般的な小屋裏換気にあたる機能と、住宅の躯体部分の換気にあたる機能の違いです。
一般の住宅の小屋裏換気孔も同様ですが、通気断熱WB工法の換気装置にも、その住宅に合わせた換気量の計算で換気装置の数が決まります。
こういった住宅の性能に関わる計算は、その求める性能毎にあります。
こういった性能を求める計算による仕様の決定で、その住宅会社の家造りに対する姿勢が表れます。
必要な性能に対して、実際の住宅の性能をギリギリにしてコスト削減を優先にする家造りとするか?
必要な性能に対して、実際の住宅の性能を余裕をもった、あらゆる事を想定した確実に性能が維持出来る性能優先にする家造りとするか?
通気断熱WB工法の換気装置の数も同様に、幸せ家造り工房の家造りでは、必要な性能以上の余裕をもった換気装置の数の仕様で設計しています。
もちろん、耐震性も同様、実質必要とされる耐震性能の2倍を基準値で設計をしています。
住宅で求められる性能は、新築時の性能だけではありません。
これから何十年も新築時と同様な性能を維持する為の家造りの方法の実践が正しい家造りです。
換気装置の数を見るだけでも、家造りの仕事に携わる者の姿勢がわかるものです。
耐震性こそ余裕を
幸せ家造り工房の家造りにおける設計での基本に、その住宅に求められる性能以上の性能に余裕をもった住宅設計があります。
現在の家造りの事情では、住宅会社側の都合のコスト削減の為に住宅に求められる性能のギリギリでの住宅設計による家造りが多くみられます。
住宅に求められる性能の一つが、住宅の安全性である耐震性、住宅の強度です。
建物の法律である建築基準法でも、住宅の強度の基準が指定されています。
では、建築基準法で定められている住宅の強度さえクリアーしたギリギリの性能の住宅が正しい家造りであるか?
幸せ家造り工房は、NOと考えています。
住宅の強度を実現する為の耐力壁を構成するモノが筋交いです。
例えば、住宅に住んでから、後にエアコンを設置する為に外壁にダクト穴をあけた場合、その住宅の設計資料がなかったり、住宅の構造に精通した業者さんでない場合に、大切な筋交いを欠損していますという事故例は多く聞きます。
ギリギリの耐震性能で設計された住宅であったら、その時点で、その住宅は危険な住宅となってしまい、大切な御家族の安全を守るのが難しくなってしまいます。
住宅は、建ってから何十年もの長い月日を過ごす器です。
この長い年月の間に、どのような事があってもおかしくありません。
だから、性能に余裕を持たせる事によって、想定されたアクシデントでも、必要な住宅の性能を維持出来る家造りをする。
そういった姿勢が、お客様御家族を大切に想う家造りであると考えています。