blog

新着情報&ブログ

2013年1月21日

ブログ

出来る?出来ない?

家造りの活動では、仕事がら他社さんのプランを見させて頂く機会も多くあります。
平面図とされていますが、多くのプラン図はプレゼンテーションと同様な形式の略図です。
柱等の明記がしっかりとされていない壁の部分を黒く塗りつぶした図面です。
この形式の平面プラン図は、多くが間取りを入力するだけで自動で見積書まで出来る業務用のプレゼンソフトの絵と判断できるものです。
こういった絵といえる平面プラン図では、しばし?という箇所もあります。
この箇所は、確かに絵的には描かれていますが、実際に工事は出来るの?という疑問。
住宅を建てる為の設計図書は、その設計図書を見る事で、実際の住宅工事の現場を知っている熟練度というものが実はわかります。
実際の住宅資材の寸法に対しての各部分の納まりが成り立たない、つまり工事が出来る?出来ない?という事が理解して計画されているかが、わかります。
その判断の為には、間取りプランの段階であっても納まりを検討する為の手法を設計図書ではとる必要があります。

家造り

また、実際の住宅工事の計画では、その工事に掛かるコスト面の配慮がされているか?いないか?も間取りプランでわかります。
住宅工事の現場では、使用する部材を既製品で構成出来る?特注品(オーダー品)で構成する?で実際に掛かる住宅コストは大きく変わります。
つまり、既製品の寸法(通常の納まり施工ならば既製品ですべて対応出来るように規格されています)で構成出来る住宅の計画であれば、「実際の工事に掛かりコストを抑える事が出来る=お客様の御負担を抑えれる」と、いう事を考えているか?
家造りの計画では、お客様の御希望を実現する事が大切です。
それには、何よりもお客様の御希望する住宅実現の為に掛かるコストで実現する事が前提でなくてはいけません。
家造りのプランの段階から、コストを抑える(お客様の御負担を抑える)為の検証が始まっているのです。
同じような間取りで同じような大きさの住宅でも、その計画の方法でコストが掛かる家と掛からない家がある事を知っておいてください。
家造りのプランを見るとき、そのプランの中には、お客様の希望する間取り以外にその住宅会社の考え方も読み取ることが出来ます。

コストを抑える努力

家造りは、お客様の御希望を実現する事を第一としなくては良い家造りは実現できません。
その為に家造りの仕事に携わる者は、努力を惜しんではいけません。
お客様御家族の家造りの御希望を実現する前提には、お客様の御希望する住宅実現の為のコストで実現する前提でなくてはいけません。
どんなに素晴らしい住宅の計画であっても、その住宅を実現する為のコストが、御希望されるコストを大幅に上まわれば、その住宅は実現出来ません。
しかし、コストを抑える事ばかりを考えて家造りに希望する事が半分も叶っていなければ、その住宅はお客様御家族にとって良い住宅はいえません。
家造りの希望が多くなれば、それだけ実現する為に掛かるコストは膨大になるという現実が実際の住宅工事の現場です。
でも、それを不可能として放棄しては、お客様御家族の為のより良い家造りは実現できません。
お客様御家族の御希望を実現して、実際の住宅工事に掛かるコストを抑える手法は、その家造りの為のプラン計画から始まっています。
プランの方法一つで、その家造りの為の住宅工事はコストを抑える・上がるが決まっていきます。
同じような間取り・大きさ・仕様・性能であっても、高くつく間取りと抑えれる間取りがあるという事です。
もちろん、実際の住宅工事の現場でも同様に、その工事の方法、現場監理等でも住宅工事に掛かるコストは変わります。
住宅会社も実際の住宅工事に掛かる工事原価抑える努力は永遠の課題です。
しかしながら、その努力の結果が住宅会社側の利益としてではなく、お客様の利益につながる結果でなくてはいけません。

家造り

お問い合わせはこちら!

メール

資料

モデルハウス

アクセス

pagetop