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2012年5月8日

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現場監理は納まり打合せ

毎日の家造りの現場の現場監理で、施工業者さんと住宅工事に関わる納まりといわれる施工方法の打合せが繰り返されます。
住宅の施工箇所において、資材の寸法・施工の為の寸法・仕上がりの寸法の確認・打合せがされます。
実際の現場の施工箇所の寸法を測定しながら、使用する資材の寸法も合わせて実寸の施工図等を書きながら打合せをします。
これは実勢に施工する段階での打合せ。
その前に、事前の資材の発注打合せの段階では設計図書を読みながら打合せになります。
だから正確な設計図書の作成は非常に大切なのです。
多くのみなさんがプラン時に目にするきれいな色で塗り分けれて居室は青・キッチンは緑・・・壁の部分は黒色といった見た目が良いプレゼンシートの図面は設計図書ではありません。
プレゼンシートの間取り図には、実際に住宅工事に必要な情報は何も明記されていません。
設計図書と呼ばれる図面は、正確な縮尺で正確な寸法で明記されて、設計時に住宅工事における納まりというものを配慮して書かれた図面です。
実際に住宅工事の納まりを配慮する事なく書かれた住宅工事が成り立たない設計図書と呼ばれる図面も多く存在します。
このような設計図書と呼ばれるもので住宅工事が成されている場合、設計者は当然のこと納まりをどうするべきか?頭にないわけですから設計者としての現場監理は出来ません。
現場判断という業者さんに任せる家造りの方法になってしまいます。
正しい家造りでは、住宅設計時に設計者は納まりを考えて設計図書を作成します。
設計者のとしての現場監理時に(一般的に設計管理時)に施工する業者さんと、その設計図書を基に納まりの考えを説明して施工法の方法を打合せをします。
住宅のある一カ所の施工が完了するまでに、何度も何度も現場監理での納まりの打合せは繰り返されます。

住宅工事の納まり
なぜ現場打合せをするのか?

家造りの現場での現場監理では、施工する業者さんと何度も何度も、施工する箇所に対しての打合せが繰り返されます。
では、なぜ現場での打合せを繰り返すのでしょうか?
設計士であれば、設計図書にその箇所の納まりを明記して指示して終わり、実際に住宅工事の現場に行かないのでよいのでは?
現状の家造りの現場では、その住宅を設計した設計者が設計管理としての業務として住宅工事の現場に赴く事は、それほど多くはありません。
住宅工事での質疑応答は現場監督や業者さんが事務所に戻ってFAXで返事待ちという事もあります。
これでは、なかなか住宅工事が順調に進行出来ない時もあります。
結局、現場判断で事後報告という事や、施工すれば隠れてしまう場所では報告もなしに進行してしまうという事もあるかもしれません。
では、なぜ毎日の現場監理の業務として幸せ家造り工房の植田は、設計者として住宅工事の現場に行っているのでしょうか?
他の住宅工事の現場での設計管理の方法でもいいじゃん?としていないのはなぜか?
幸せ家造り工房ではプランの当初から設計図書を作成するというスタイルを通しています。
でも、実際の住宅工事の現場では、どのような詳細な設計図書を作成しても住宅工事に必要な全ての情報を明記する事は出来ません。
設計図書は2次元での表記であり、現実の住宅工事は3次元であるからです。
設計図書では明記出来ない高さ・奥行、そして実際の現場に立っての人の視感。
その住宅を設計したという責任から、必ず(特別な事由のない限り)住宅工事の現場に赴いています。
また、もう一つの理由は、実際に施工す業者さん・資材を取り扱う業者さんの意見を聞いて打合せをする為もあります。
想いは一つ。
信頼をされているお客様のより良い住宅の実現の為です。

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