ＨＤアンカーセット状況

今日は家造りの現場の工事の様子です。
現在の家造りの現場は基礎工事の工程です。
今日から基礎工事の工程の中でも重要なアンカーボルトの設置工事です。
幸せ家造り工房では巷で未だに見られるような基礎の立ち上りコンクリートを打設後、アンカーボルトを差し込むような工事はしていません。（通称、田植えという施工方法）
非常に施工精度を要求する厳しい施工管理体制で施工されています。
その為に、一般的な工期に比べて必要な工期も長くなります。
（現場経費削減・増利益の為の工期短縮「走るという」のような事は良い家造りの為に絶対に要求しません）

アンカーボルトはＮ値という構造計算で径と必要埋め込み長さの仕様が決定されます。
今日の工程作業は、高耐震メタル工法用の16ミリ径のＨＤＰ用のアンカーボルトの設置です。
（一般の木造在来工法ではＨＤ金物用の16ミリ系のアンカーボルトになります）
高耐震メタル工法ではＨＤＰは柱の通り芯に設置される為、それを基礎と連結させるアンカーボルトも通り芯に設置する必要があります。

ＨＤＰ用のアンカーボルトの設置には、測量機器のトランシットを使用します。
トランシットは水平角度と水平距離を測定する測量機器です。

トランシットの起点に設置されたＨＤＰ用のアンカーボルトに対して正確な角度、距離を測定して、各ＨＤＰ用のアンカーボルトが設置されます。
トランシットという測量機器は光波測定といわれ、ミリ単位の正確さで測定がされていきます。
アンカーボルトの設置作業で、トランシットのような測量機器が持ち込まれている家造りの現場は少ないかもしれません。
幸せ家造り工房の家造りでは、このような厳しい精度を要求する家造りを全ての住宅に対しても同様にしています。
そして、それを可能とする技術を持つ家造りの仲間の業者さんによって、施工がされています。
大切な人を守る家造りでは、常に家造りの現場に対して厳しい施工管理体制で精度の高い家造りの工事がされます。