御近所を見る事

家造りで、あまり関心を示されないけど重要なポイントがあります。
住宅を建てる時の地盤の設定高さです。
実際に住宅の敷地の地盤の高さを上げる事はお金が掛る事です。
敷地内に土を入れて盛土をして、場合によっては土留めをする工事も必要になります。
また、外構工事においても玄関へ上る階段も必要になってきます。
なぜ、住宅の地盤の敷地の高さを上げる必要があるのでしょう？
一つは、住宅設備の排水設備の為。
特に下水処理を合併浄化槽で処理する地域では、合併浄化槽の排水先は大半が道路の側溝。
合併浄化槽の放流管と側溝への勾配がとれるように出来るか？
勾配が出来なければ別途ポンプアップの設備も必要になってしまいます。
もちろん、住宅のからの排水管の勾配がとれる地盤高さにする事は絶対条件になります。
だから、住宅の地盤の高さは前面の道路より高くなっているはずです。
もう一つ大切なポイントは、水害の問題と湿気対策。
特に岐阜市周辺の地域では河川の氾濫を備えて、住宅の地盤を高くする必要がある地域が多数あります。
まずは、御近所の住宅の敷地の高さを見てください。
地盤を必要以上と思えるくらい高くしてある時は、その理由があるはずです。
住宅の地盤の高さを決定する時は、お隣や御近所の地盤の高さに合わせるのが基本です。
これは水害対策以外に、その敷地の高さが廻りの敷地より低い場合に湿気がこもる現象を防ぐ理由もあります。
まずは、御近所のお家の敷地の高さを見てみましょう。