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2006年1月22日

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いの一番

今日、現場で大工さんと話をしていて明日、上棟工事があるそうです。
でも、お天気予報が時間毎にコロコロ変わるような時期。
「明日、雨なら順延ですか?」
と聞いて「雨だったらいの一番の柱だけ建てて上棟とする予定です」
という話でした。
上棟日に雨が降って、実際の上棟工事が中止になる場合、いの一番の柱を建てて上棟とする事は以前は多くありました。
ことわざとして、真っ先にやる事を「いの一番のする」もこの事が関係しているのでしょう。
住宅では木材の構造図で番付として、X軸をいろはにほへと・・・Y軸を1234・・・通りとして表現するので、いの一番が最初に建てる柱とする慣習がありました。
ただし、現在の木材の番付では、プレカット工場によって番付の仕方が違うので本来のいの一番の位置に番付通りにいの一番になっていいない場合が非常に多くなっています。
また、いくら吉日の上棟日を守る為の理由として柱を建てるとしても、実際の上棟まで柱や土台・床ステージ(ある場合)を雨ざらしにする事になるので、お客様の心情的にも抵抗がある方がほとんど。
自分の場合も、必ず上棟日の中止の場合の処置を確認しますが(いの一番の柱を建てるか?)必ずといっていいほど「濡らしたくないから」という理由でいの一番の柱建てはやらなく、そのまま順延して正式に上棟されています。(自分のお客様の場合は今まで100パーセント)
やっぱり、お客様にとっては、日和の慣習よりも材料を大事にしたいという御心情なのでしょう。
もちろん、自分達も材料は極力濡らしたくないし木材の一本一本がお客様の大事な財産だから粗末に扱ってはいけないという思いがあります。
梅雨の時期の上棟は、非常に気をつかう工事です。

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