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躯体を馴染ませる
木造住宅の場合、躯体となる木材は常に呼吸をして湿気を含み・吐き出し、収縮、時には膨張をしたりする性質があります。
木材は、樹木から切り出させれ加工されて製品化しても、生きているといえる材料です。
この生きている材料を使用するのが木造住宅です。
家造りの為の住宅工程では、躯体となる木材を工事工程で馴染ませる事も、とても大切にしなくてはいけません。
住宅の躯体強度の判定基準となるものが住宅の屋根材です。
重い屋根材ほど、住宅は高い強度が要求されます。
今日の家造りの現場では、屋根の瓦材が屋根に荷揚げされました。
この工事工程で、構造計算上の屋根荷重がかかった事になります。
これから、この屋根材の荷重に対して住宅の躯体が馴染んでいく事になります。
ツインルーフの下屋部分にも屋根瓦がのって、住宅にバランスよく荷重がかかりました。
外壁部の立ち上り部には、通気断熱WB工法の小屋裏換気の為のハーフヘルスが余裕をもった換気計算をもとに施工が始まっています。
屋根が葺かれて、住宅の躯体が馴染んだら耐力壁面材の工事工程です。
換気もひと手間
家造りの現場では、外壁部の断熱材が施工された後を、電気工事業者さんが換気システムの設置の為の工事が始まっています。
換気用のダクト配管を設置する工事ですが、その前にひと手間かけて。
換気ダクト配管を固定する為の下地を作っています。
実際には、壁材で隠れてしまう箇所ですので、下地工事はなしで直接換気ダクトを設置してしまってもわからない部分です。
でも、下地工事をしっかりとする事と下地がない場合とでは、これからの長い年月の生活による換気ダクトの設置個所の維持管理に大きな違いが出てしまいます。
隠れて見えなくなってしまう箇所もひと手間かけて家造りの為の住宅工事は進行していきます。