雨の備え

家造りの活動は、お客様の立場になってという事を自分自身、何度も何度も経験に基づいて、自己の反省も繰り返しながら実践に努める事が大切であると考えています。
お客様の立場になるこという事はイコール、住宅を大切にする事が第一。
住宅工事中の雨の備えは、住宅を大切にする事の最優先事項です。
住宅は雨風をしのぐ場所です。
その為に屋根がある。
上棟工事という住宅の形が出来上がっても、屋根の形は出来上がっても、防水の為の工事、屋根材を葺く工事はその次の段階です。
いかに本来の住宅の屋根を作り上げるかという行動が、お客様の住宅を大切にする事につながります。

屋根の防水の為の施工は上棟工事の当日に施工済みです。
今日は、その上に屋根材が葺かれました。
お天気予報では、夕方から雨の予報でしたが、お昼過ぎにはパラパラ。
でも、しっかりと屋根の工事は間に合いました。
お客様の大切な住宅を大切にする為に、家造りの仲間達の一致協力で無事に屋根の工事がされています。

まだ、住宅工事の工事工程上、上り部分の施工が出来ない為に、その箇所はシートでしっかりと養生がされています。
住宅の屋根形状はツインルーフです。
もう一つの屋根の部分も屋根材の施工済みです。
じつは、この箇所には通気断熱WB工法の換気処理がされている箇所があります。
まだ、換気装置が施工前の為に、その部分も厳重に養生がされて雨対策がされて隠されています。
住宅の工事工程では、完成までに何度も住宅を大切にする為の工事が表面上の見えない部分で配慮がされています。

見えない備え

通気断熱WB工法の住宅は、住宅自身が呼吸をする家造りの住宅です。
住宅の呼吸の為の換気装置が随所に設置されています。
換気装置自体には、雨風の備えの為の構造的な造りになっています。
しかし、住宅工事中の換気装置が設置されまでの箇所はどうか？
正しい家造りの実践では、住宅工事中の施工の段階でも住宅を大切にする為の事前の対策がされながら工事が進行しています。

通気断熱WB工法の屋根に設置される換気装置のハーフヘルスの設置の為の下地工事がされています。
奥に見えるのが、防火地域仕様のハーフヘルスです。

そして、屋根材が葺かれた状態になりました。
換気装置が設置される箇所には別途、屋根材で覆われて隠されています。
換気装置が設置されまで、しっかりと保護される事になります。
正しい家造りは、本来の住宅の為の施工と特化した性能の為の施工とが、それぞれに見えない備えとしてされる事になります。
お客様の住宅を大切にする備えは、決して目に見えるだけのものではありません。
見えない部分でも、その為の備えが確実に実施されていなくてはいけません。