一生のお付合い

家造りは一生のお付合いと、多くの住宅営業の場で言われる言葉です。
でも、実際は言うは易しく、実践は難しいものです。
工事が終わって、それでお終いという関係では実践出来ません。
お客様御家族と住宅会社（住宅営業の担当者）が常に親密な関係を続けられる事。
何かあったら、いつでも気軽に相談出来る関係が継続出来る事が大切です。
全ての物事は、立派な言葉ではなく、実際に実行出来て継続する事です。
年が明けて、新年早々にいくつかの世帯の幸せ家造り工房で家造りを関わらさせて頂いたお客様御家族から、家造りの生活に対しての御相談があって対応をさせて頂いています。
家造りに対する御相談は、排水配管の清掃の御相談もあれば、水廻りのグレードアップの方法などいろいろです。
毎日の住宅での生活での御相談は、定期訪問の時にというだけではありません。
思ったその時に、すぐに連絡して相談出来る関係がなくてはいけません。
どうも、住宅営業の世界では、このような御相談をリフォーム工事獲得の営利目的にしてしまいがちです。
でも、本当の一生のお付合いの実践では、そのような営利目的だけでは成り立たたないものです。
いかに、お客様に対してサービス（無償の行為）での実践をして、有償となるような工事の御相談に対しても営利目的としない（幸せ家造り工房の場合、一切の利益を頂いていません）という考えでなくては、次第に、お客様御家族との関係が遠くなってしまいます。
営利だけを目的にするお付合いは、家造りにおける一生のお付合いの実践は出来ないという考えです。

今日も、そんな家造りの一生のお付合いの実践の活動です。
場所は、海津市内のお客様のお宅です。
住宅のグレードアップとしてのシャワールームの増設の御相談です。
実際に施工する施工業者さんと一緒に同行して、お客様御家族の御希望を聞いて設計図書も用意して設計管理者として方法を検討。
住宅工事の住宅の構造・給排水の配管まで頭に入っています。
実際に施工業者さんが工事に必要な実費だけを判断・交渉して、お客様御家族にお教えします。
という事は、幸せ家造り工房としては、お客様のお家の管理の責任は持ちますが、それに対する経費は一切頂きませんよという営利目的ではないサービス（無償の行為）というスタンスです。
家造りにおける一生のお付合いという言葉の意味は、サービスの継続が出来るという意味もあるという事です。
一生のお付合いの実践をさせて頂いているお客様のお宅に訪問させて頂いた際に、御家族が壁紙を傷つけてしまった事を知って、即判断して、サービスとして直させて頂いた事も幾度かあります。
普通の事のように普通の事でない事を実践する。
幸せ家造り工房の家造りでの一生のお付合いの実践です。

いつから発生しますか？

「いつから料金が発生しますか？」
「申込金はいくらですか？」
家造りの御相談の際に、多くの御相談を頂いたお客様から聞かれる御質問です。
「実際に工事が着工するまで頂きませんよ」
が、いつもの回答です。
住宅会社にとって、家造りを考えるお客様と御契約までの折衝・打合せ、プランの作成、見積りといった行為は、当然の事ながら人件費が発生します。
その為に、多くの住宅会社では申込金制度を導入して、ある一定の仕事以上は申込金を頂いてからというシステムをとっています。
もちろん、これは御相談を受けたお客様が御契約まで至らなかった時の為の人件費の為のという目的も一つにあります。
一方では、御契約までは費用を頂かずに、プランや敷地調査まで無料でというシステムの住宅会社もあります。
でも、この場合でも当然、その仕事の為の人件費や費用も発生します。
では、その費用はどこで補填されるのか？
・・・も考えてみましょう。
では、幸せ家造り工房も一緒では？と思われるかもしれませんね。
でも、幸せ家造り工房の場合だけは、違う数少ない住宅会社かもしれません。
家造りの御相談に対する仕事を幸せ家造り工房の経営者自身がやっているというシステムが違う事。
御相談の対応、プラン、設計、積算・・・現場監理にメンテナンスといった仕事です。
無償の行為が実践出来ている事には、そういった意味があるという事です。
家造りは、お客様との初めての出会いから、住宅の御相談・敷地調査・融資の護相談から、プラン・設計図書の作成・積算といった何度ものサイクルを経て、実勢に住宅工事に着手するまでに一年以上を要したという事も珍しくはありません。
一軒の住宅が実際に工事に着工されるまでには、非常に長い時間を掛けその仕事に従事する必要があります。
住宅会社はお客様の住宅を建てる事によって成り立つ企業です。
そして、その住宅会社には、それぞれの仕事の役割を持った多くの人々が働いています。
このような普通のシステムでの企業では無償の行為の実践は経営上、非常に難しい事です。
普通でない事を普通のように実践する家造りの活動は、それが出来る理由があるからです。