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大切な箇所の工事
家造りでは、住宅が出来てしまえば見えなくなってしまってわからないけれど、とても住宅にとって大切な工事があります。
現在、基礎工事中の家造りの現場では、ベタ基礎の形状に合わせての土地の掘削・砕石敷きの工事がされています。
今回の基礎は一般的なベタ基礎と違て土地の形状に合わせて高基礎の仕様になっています。
基礎の地中梁となる形状の外周部の箇所も高い形状になっています。
その部分に対して、しっかりと土壌処理もしていきます。
上棟工事が終わって耐力壁の工事をしている家造りの現場では、住宅出墨にあたる耐力壁部分ではメタル工法ではHD金物のかわりにHDPが施工されています。
HDPは柱の中で施工される為に、HD金物のように柱脚部にボルトの断面欠損もなく、断熱材も隙間なく充填出来る長所があります。
反面、柱の中に納まる為に非常に高い施工精度が要求されます。
屋根の棟部分に通気断熱WB工法の屋根換気装置であるハットヘルスが取付られました。
ハットヘルスは形状記憶合金によって外気温度に反応して自動的に開閉して住宅の蒸れ腐れを防ぎ、夏は涼しく、冬は暖かい住宅を実現する大切な換気装置です。
ハットヘルスの設置後に屋根工事は棟瓦の施工がされます。
家造りの為の住宅工事では、見えなくなってしまう箇所ほど住宅にとって大切な部分の工事が多くあります。
見えない箇所だからこそ、大切にしっかりとした現場監理が必要になります。
省かない家造り
家造りの現場では、屋根に太陽光発電システムが設置されて、その後に屋根に雪止めが施工されました。
雪止めは、冬の降雪時に屋根に積もった雪が下に落下する事を防ぐ設備です。
冬には何度かの降雪がある岐阜では必要な住宅の設備といってよいでしょう。
近年、この雪止めを省く住宅が増えてきました。
標準的に屋根に設置するのではなく、オプション扱いとして別の工事費を請求する為です。
その為に、少しでも住宅のコストを抑える方法として、オプション工事をしないという家造りの流れで、屋根の雪止めがない住宅が増えてきたわけです。
実際に、屋根の雪止めは生活にはあってもなくても支障はありません。
また、ついている事に関心がないかもしれません。
しかしながら、冬の降雪時には安全の為にはあった方が良い設備です。
屋根の形状や太陽光発電システムの設置によるスペースの問題等がなければ、人が安全に暮らす為には装備しておくべき設備であると考えます。
現在の家造りでは、普段の生活では気づかない・見えない部分を省く工事がある傾向がある事を知っておくと良いのではないでしょうか?
省かれる工事が本当に省いてもよいか?必要であるか?も考えてください。