隣近所を考えて

家造りの計画を考える時、どうしても自分の敷地と住宅の関係だけに捉われ勝ちになってしまいます。
でも、いざ住宅が建って「こんなはずではなかった」と思われる事に隣近所との関係があります。
立地条件を考えずに住宅のデザイン優先で屋根の軒先をお隣の敷地に向かっていっぱいにおりるデザインにしてしまったという住宅をよく見掛ける事があります。
岐阜では、積雪時の事も考える必要があります。
すると、屋根の積もった雪はお隣に落ちてしまい、お隣のモノを壊してしまう事になるかもしれません。
お隣の居室の窓とこちらの居室の窓が互いに向き合って、それぞれが覗きこまれてしまう位置関係になってしまった。
思わぬ日蔭を作ってしまう位置関係にある。
お隣の塀関係で目隠しになってしまい見せる防犯対策が出来ない。
お隣が飲食店等の場合、排気ダクトが窓のそばになって臭いが家の中に入ってしまう事があるかもしれません。
隣近所との関係は、住宅を建ててから一生涯続くものです。
家造りの計画では、必ず隣近所の関係も把握して進めてください。