実質値上げ？

某木造大手の住宅会社の住宅では窓サッシの網戸が標準装備品から外れたと聞きました。
網戸はオプションになったという事です。
これはどういう意味か？と考えると、実際に表示される住宅の価格を変える事はしないけど、実質の値上げをしているという事です。
確かに現在の住宅業界の実情は、建築資材や工事費用の値上がりが続いています。
一年前に比べても、明らかに実質の住宅原価は値上がりをしています。
でも、こういった方法での表示する住宅の価格を変えない（若しくは下げる）方法は考えてしまいます。
結局、住宅に住むのには窓サッシに網戸は必要になります。
網戸が無ければ、外気を入れる為に窓を開ければ虫も一緒に入ってしまう。
住宅の本来の価格というものは、人が住める状態での価格です。
網戸の必要であれば、照明器具やカーテンも必要です。
ましてや雪止めがオプションでは困ります。
よく、御相談に来られたお客様から網戸は付いていますか？と聞かれる事があります。
もちろん付いてますよと答えますが、その時、照明器具やカーテンも付いていますよと言うと驚かれます。
これは、表示する本体価格を安く見せて、別途付帯工事という訳のわからない費用で計上する住宅営業の手法の為でしょう。
住める状態の価格が本当の住宅の価格です。