住宅デザインと技術力の関係

一般の御近所の工務店さんでもデザインの凝った住宅をよく見掛けるようになりました。
一昔前の家造りなら、切妻か寄棟屋根の間四角な住宅か昔ながらの在来工法の住宅が工務店さんという認識から大きく変わってきています。
工務店の住宅のデザインでもかっこいいデザインが多いのが現在の家造りです。
ところで、住宅デザインを凝るという事はそれを裏付ける為の技術力が必要になります。
そんな事常識？とはいかないのが現在の住宅業界なのです。
例えばパラペット立ち上りの四角いデザイナーズ住宅。
パラペット立ち上り部の壁内のこもった空気はどう逃がします？
大切な小屋裏の換気は？
一般の住宅の屋根のように小屋裏の空気を換気する軒裏がないから換気孔は取り付けられませんよね？
外壁をカッコ良くガルバニウム鋼板にした場合、外気の温度・直射日光はダイレクトに壁内に伝わります。
断熱性能は大丈夫ですか？
壁内結露がしていませんか？
趣味の家としてガレージハウス。
ガレージ部を支える為に十分な耐力壁はバランス良く確保されいますか？
ガレージと住宅は法律上異種用途になりますので、防火区画をする構造にしなくてはいけません。
あなたのこだわりのデザイン住宅は大丈夫でしょうか？
その住宅デザインを裏付けする為の正しい知識で正しい施工がされていますか？
とても寒い冬の日、窓の結露がひどくて水が滴り落ちる・・。
蒸し暑い夏の日、内壁が変に濡れたような状態になっている。
壁材を捲って壁内を確認すると断熱材には水滴がびっしりとついている・・。
デザインだけに偏って、正しい技術力で家造りがされていないとこういった事態にもなります。
その住宅デザインを実現する為に、どのような技術で、どのように施工されるか、しっかりと確認をして家造りをしてください。
まず、計画の段階でこの住宅のデザインで、どのような技術的な創意工夫がされて施工するかを聞いてください。
「何も問題はありません、大丈夫です」といったあいまいな返答ではいけません。
具体的な問題点・解決する方法を知ることが大切です。
信頼出来る住宅会社なら、この住宅デザインでの家造りの正しい方法をしっかりと教えてくれるはずです。
あなたとあなたの御家族の大切な住宅の家造りです。
正しい技術力に裏付けされたデザイン住宅を実現してください。